実はよくわかってなかった、青色申告と白色申告との違い

2017年6月29日

白色申告ってどんなもの

2013年までは年間300円未満の所得者は帳簿付けの義務がなく、白色申告とよばれるシンプルな形の書類を提出するのみでした。しかし、2014年1月から白色申告でも単式簿記での帳簿付けが義務化されるようになりました。単式簿記とは、日付と使った金額、適用(目的)と勘定科目のみを記入するもので、家計簿のような感覚です。青色申告の場合は複式簿記となり、日付、貸方、借り方、適用を記入します。収入や経費を記した法定帳簿は7年間、その他、領収書等を保存した任意帳簿は5年間保管しなければなりません。白色申告の場合はこの2種類の帳簿のみを保管しますが、青色申告は主要簿や補助簿と呼ばれるより細分された帳簿を保管します。帳簿の種類でも青色申告よりも白色申告の方が簡単になっています。

青色申告は収入の多い人向けとは限らない

以前は帳簿の義務がなく、青色申告の10万円、もしくは65万円の控除がなくても簡単で便利と言われていたのが白色申告のメリットでした。今でも青色申告よりは簡単ですが、帳簿の保管年数など、注意しなければならない点が増えてきました。青色申告というと、個人で収入の多い人がするものというイメージがありますが、実際はそれほどではありません。家族経営の会社では、身内への給与も経費として計上できる、赤字を3年間繰り越せる、細かく経費を出せるなどのメリットが特徴です。白色申告から青色申告にしたけれど、やはり白色申告に戻す、というのも可能です。ただし、青色申告で受けられるメリットはなくなります。最近ではパソコンに必要事項を入力するだけの便利なフリーソフトも登場しているので、1度青色申告を試してどのくらいメリットがあるかを確認するのもよいでしょう。

白色申告とは、確定申告のうちの一つです。簡単な帳簿づけ(単式簿記)と、領収書・請求書・銀行振込の控えなどの保管が必要になります。